- Sunday,
09 at 02:47
- さて、2000年である。Y2K問題も、多少のトラブルはあったものの、たいしたことなく年は明けた。大事に至らなくてよかった。準備した非常食や水は食べてしまえばいいことだし。
- ところで本題、今日のテーマは毒(あるいは諷刺)。私は毒のある作品や作家が好きだ。猛毒でもかまわないが、ストレートな毒は好まない。うまくオブラートでくるんであって、一見毒には見えないことが条件である。
以前から、毒性の強い作家である、唐澤商會の作品を探していた。この兄弟の作品は読者を選ぶためか、身近な大型書店には在庫がなく、あの店なら置いてあるだろうと、川を3つ越えて、一宮市の妙興寺駅近くのカルコスという大型書店に久々に行ってみた。
三階にあるコミックコーナーには、なんと、あの唐沢なをきの新刊が平積み(驚)。大型書店は在庫管理に厳しいはずなので、近辺にはひねくれ者がよほど多いに違いなひ(爆)。
欲しかった、『蒸気王』『原子水母』『ぶんかノ花園』すべて目出度くゲットした(笑)。
唐澤商會は兄、俊一が原作を書き、弟、なをきが絵を描いている。絵は全く同じなのだが(あたりまえだ(苦笑))、唐澤商會の作品は、唐沢なをきひとりの作品とはティストは少し異なる。週間アスキーで、『電脳なをさん』を読んでとりこになった方は是非、唐澤商會の作品も一読をお奨めする。さらに強い毒性を楽しめることは保証する(笑)。雑学豊富なる方ならば、さらにその毒性を楽しめる。
古来より風刺というものは、批判をオブラートでくるむことにより、権力からの圧力から逃れることができた。殺されたくはないが、黙っているのは嫌だ。そのために風刺家たちは知恵を絞り、精進を重ねたのだ。童話や民話が風刺から生まれた文学であることは周知の事実である。
誰もがモノを言えるようになったこの時代、批判は憎悪や怒りがむき出しで知性の感じられない下卑たものとなる。とくにWEBってその傾向がありはしないか?
やっぱり、毒はオブラートでうまく隠してなくっちゃ。むき出しの毒って野暮だよネ。
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